幹細胞培養上清液からエクソソームのみを高濃度抽出したものを治療に用います。細胞間の情報伝達を担うマイクロRNA、メッセンジャーRNA、DNA、たんぱく質などが含まれており、身体中の血管と血液によって養われている様々な器官へ作用し、機能低下した組織の再生や修復を促します。
エクソソームとは、身体を構成するあらゆる細胞から放出される細胞外小胞です。直径100ナノメートル以下の微粒子のことを指し、マイクロRNA、メッセンジャーRNA、DNA、たんぱく質などが含まれます。我々の体を構成するあらゆる細胞から分泌されますが、特に間葉系幹細胞はエクソソームを大量に放出する細胞として知られています。
幹細胞を培養する過程において、何百種類もの成長因子や、500種類以上のたんぱく質を含む成分が放出されます。培養液中から限外ろ過法を用いてエクソソームのみを濃縮し治療に使います。
エクソソーム治療は、様々な疾患の治療に役立つ可能性を秘めた新しい治療法です。しかし、まだ開発途上の技術であり、安全性に関する懸念も残されています。そのため、安全性の確保に努めています。
ルネクリニックでは、ドナースクリーニングを2回相当実施した
日本人由来の幹細胞のみを使用します。
完全国内生産で安全性を加味し、
希少性の高い細胞培養上清液のご提供にこだわっています。
細胞そのものを含まないため、使用に伴う拒絶反応がなく、
他の治療よりも低リスクという特徴があります。
培養士が細胞培養を行います。
培養上清液から限外ろ過法を用いて、
エクソソームを高濃度抽出します。
局所注射又は点鼻、点滴で投与を行います。
エクソソームは小さなカプセルで、内にはタンパク質、核酸(マイクロRNA、メッセンジャーRNAなどの情報伝達物質)、脂質などの様々な生理活性物資が含まれています。細胞外に放出されたエクソソームが受け取る側の細胞へと情報を伝達するため、細胞間のコミュニケーションツールとして、働きが注目されています。
間葉系幹細胞から分泌されるエクソソームには、炎症を抑え、身体の組織を再生修復する作用があることがわかってきました。
組織の損傷部位に幹細胞が集積し、放出されたエクソソームなどが細胞の修復にあたります。
当院は、治療効果を最大限引き出し、良質な細胞加工を行っている提携CPCで製造された製品を採用しております。
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