コラム

【藤宮峯子院長Vol.1】健康であるということ

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ルネクリニック札幌院 院長 藤宮峯子より【健康について】コラムを配信致します。

 

昨年11月から12月にかけて、ある会社の従業員を対象に、20代から50代の男女80名以上の方の健康相談を行いました。

一見健康そうに見える人たちが、実際はいくつもの身体的、精神的な悩みを抱えていることが分かりました。

この健康相談で改めて、健康とは何なのか?を考えさせられました。結局心と身体両面の健やかさがあってこそ、健康であると言えるのです。

 

肉体的に仕事もままならないほど重い病気にかかり、闘病生活を送っている人は、

肉体の苦痛から解放されることのみを願うものです。

病気が治って普通の生活が出来ることがどれほど幸せなことかと実感するのです。

しかし、実際に肉体の苦痛がなくなっても、心の不安や葛藤を抱えているなら、決して幸福感は得られないと思います。

身体的健康を保つためには、正しい生活習慣をつけることが第一です。

 

良質の睡眠を取り、規則正しい生活をし、身体に良いものを食べ、適度な運動をすると言う、子供でも分かっている当たり前の事です。

しかし、この当たり前のことが出来ていない人が多く、生活習慣の乱れが原因で起こる様々な病気にかかっているのです。

 

また、身体的健康を保つ以上に大切なことは、心の健康を保つ事です。

心が健康でない人は、怒り、恨み、猜疑心、無気力などの負の感情に支配されています。

 

心が健康であるということは、喜びや感謝の思いで心が満たされている状態と言えます。

たとえ、身体が病気に蝕まれていても、心が健康なら、その人は健康であると言えるのではないでしょうか?

 

コラム監修者

藤宮 峯子

藤宮 峯子 Mineko Fujimiya ルネクリニック東京院 院長

略歴

1981年滋賀医科大学医学部卒(1期生)、札幌医科大学名誉教授。
間葉系幹細胞の研究を20年以上にわたって行い、認知症と糖尿病合併症の再生医療を専門とする。

主な著書

「生命の海」と「人間蘇生の医学」』(デザインエッグ社)

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